失敗の研究 金田信一郎 著

書籍

名だたる大企業が、なぜ不正や不祥事

を起こしたり、時代の潮流に取り残され

没落していくのか?

長年、日経新聞の記者として取材してきた

著者が、具体的な事例を示しながら

組織崩壊のメカニズムを解説しています。

ここでは、巨大組織が陥る「6つの病」として

肥満化、迷宮化、官僚化、ムラ化、独善化、恐竜化

が挙げられています。

つまり、短期間に無理な事業拡大(肥満化)を行い

その結果、複雑で責任の所在が曖昧な組織が

出来上がる(迷宮化)。

国からの助成金や、規制に守られている場合

それに甘え事業の効率化や、競争力強化

を怠る(官僚化)。

硬直した組織は、外部との交流を絶ち

内輪の理論でのみ考え、「世間の常識」から

逸脱していく(ムラ化)。

現場の状況を見ようとせず、無理な指令を

繰り返す(独善化)。

過去の成功体験に固執し、世の中の変化に

対応できず、没落していく(恐竜化)。

更にそこに、国の政策や、派閥争い、後継ぎ問題などが

絡めば、一層早く組織弱体化は進んでいきます。

登場人物は頭脳明晰で優秀な人達なのですが

病んだ組織の中では

正しい判断ができなくなる「怖さ」

を感じました。


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